【太宗寺】江戸三閻魔・江戸六地蔵、新宿山ノ手七福神と見どころいっぱいのお寺。

2019年12月6日

今回参拝したのは新宿にある太宗寺。

新宿山ノ手七福神の布袋さんでもあります。そして、新宿山ノ手七福神の満願のゴールでもあるんです。

前回、財布を忘れて御朱印をもらえずに退散、それから天気に恵まれず・・・だから、ホントこれてよかった。

新宿駅の南口から徒歩10分ほど、新宿三丁目からなら5分ほどの距離に太宗寺はあります。

山門から見える風景は、こんな感じ。

アスファルトで固められた境内といい、なんだから都会のお寺で素っ気無い感じもするのですが、江戸三閻魔の閻魔様がいたり、江戸六地蔵のお地蔵さんがいたり、新宿山之手七福神の布袋さんがいたりと実は盛りだくさん。

銅造地蔵菩薩坐像

江戸六地蔵の三番目のお地蔵様。

像の大きさは267cmで非常に迫力があります。1712年生まれなので、300面も新宿を見守っているんですね。

ちなみに、江戸六地蔵は以下の通り。

  1. 品川寺
  2. 東禅寺
  3. 太宗寺←今回のお寺
  4. 真性寺
  5. 霊厳寺
  6. 永代寺(現存しない)

不動堂

こちらの不動堂に祀られているお不動様は三日月不動像。頭に三日月があるんです。

この三日月は、「弦月の遍く照らし、対空をかける飛禽の類に至るまで、あまねく済度せん」という誓願によるものです。だから、三日月不動像の屋根の部分は窓になっていて空が見えるようになっているんです。

新宿山之手七福神の布袋さんも、こちらの不動堂に祀られているんですよ。

塩かけ地蔵

由来が不明の塩かけ地蔵。

願掛けの返礼に塩をかける風習がある。

ということは、大量の塩は願掛けがかなった証だよね。大きめのお地蔵さんだったから、かなりの塩の量。

稲荷社

鳥居もあるし、変画の文字も「稲荷社」だから、鎮守社だと思う。お寺の中のお稲荷さんは、宇迦之御魂神か荼枳尼天かいつも考えちゃう。

閻魔堂

江戸三閻魔の「内藤新宿の閻魔」と「しょうづかのばあさん」こと奪衣婆がいる閻魔堂。

閻魔堂には中が明るくなるボタンがあって、閻魔様と奪衣婆が覗けるようになってます。

写真だとちょっと見づらいですが、どちらも大きくて迫力がありました。

奪衣婆の顔がめちゃくちゃ怖かった・・・

本堂

階段が封鎖されていたので、手前から手を合わせます。

切支丹灯籠

隠れキリシタンが密かに礼拝していたという灯籠。

全体が十字架の形で、竿部の彫像はマリア像を象徴したマリア観音。

なぜお寺に隠れキリシタンの遺産が・・・謎だ。

太宗寺の御朱印

新宿山之手七福神の御朱印

今回頂いたのが一番左の布袋さんの御朱印。

江戸三閻魔や江戸六地蔵などの文化財が見応えアリのお寺でした。
奪衣婆の迫力が写真で公開されているものと、本物では全然違って、すごく怖い顔をしていました。

太宗寺のアクセス・マップ

所在地: 東京都新宿区新宿2-9-2 
最寄り駅:
東京メトロ丸ノ内線 「新宿御苑前駅」徒歩1分
都営地下鉄新宿線 「新宿3丁目駅」徒歩3分