【読書】ヨーガ的生き方ですべてが自由になる! 成瀬雅春著

こういつです。今日の読書は、成瀬雅春著「ヨーガ的生き方ですべてが自由になる! 」

1976年からヨーガ指導をしているというヨーガ歴。2001年には全ヨーガ密教協会からヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)の称号を授与されているような、ヨーガの達人です。

「ヨーガ教室に通っている」と「ヨーガをやっている」は違います。実生活にもヨーガを取り入れることで人生を豊かにする秘訣が、成瀬先生の優しい語り口で書かれています。

内容を3つだけピックアップして紹介しますね。

 

重要なのは、「これからどう生きていくか」だけです。そのことを知れば「なぜ生まれてきたのか?」という疑問にとらわれなくなります。その疑問から離れるということは、その疑問の解答を得たのと同じことです。

疑問から離れることは、その疑問の解答を得たのと同じ!

目の前が明るくなる感じの気づきです。目を背けたり、先延ばしするって話じゃあもちろんない。

考えても答えが出ないことで悩むのではなく、という話し。

 

実はヨーガは、身体が硬くてなかなかできない人のほうが上達する可能性が高いのです。一回でできてしまう人よりも、百回やらないとできるようにならない人のほうが、達人になったりするものです。

山岸凉子のアラベスクを思い出します。

あの漫画も熱くてスキ。っとそれは置いといて、ひと目見ただけでどんな踊りもできてしまう天才が登場するのですが、彼女はそこまで。できてしまうから伸びしろがない。主人公のノンナは不器用で何度も練習を繰り返す。やっとできたたときには、繰り返した練習が深みになって、素晴らしいものになっている。みたいな感じ。

武術やってたときも、同じようなことを言われました。

ヨガも同じということ、というよりも、何にでも当てはまること。

できない人は「伸びしろがある」し、理解して工夫して考えながらやるから最終的には達人になれる可能性がある。

ヨーガ教室に通っているうちに、自然と野菜食中心になる人も多いです。ヨーガを続けていると呼吸が深くなり、血液や筋肉の質がよくなり、精神状態が安定します。すると徐々に食べたいものが変化し、肉食の割合が減ってくるのです。  このように、自分自身が変化すれば、自分の身体が必要としているものを、必要なときに、必要なだけ食べるようになります。

やっぱりあった!これがヨーガで痩せて健康になる理由ですね。

体が求めるちょうど良い分量と内容を食べ、体のケアもあるから、ちょうどよい体型になって健康になるってわけ。

 

わかりやすいものを3つだけ紹介しましたが、ひたすらにヨーガをやり続けた達人の言葉は、ぱっとみ簡単なことのようでありながらも、読む度に「あ、こういうことなのかも」と気付きがあります。

終盤には、瞑想について書かれている部分もあります。瞑想ってこんなことまでできるようになるのか?と驚くとともに、できるようになりたいなって思いますよ。

ヨーガや瞑想に興味がある人は面白く読めると思います。