サムライスピリッツ体験版をやってみた

2019年11月20日

サムライスピリッツの新作がでる!!このニュースを知ったときの興奮は、いまだに忘れられない。

私が高校生くらいのころは、まさに世の中が格ゲーブーム。ストリートファイター2を筆頭に、次々と各社が格ゲーの新作をだしていた。その中でも異色を放っていたのがサムライスピリッツだ。

ほとんどの格ゲーが素手で戦っていたのに対して、サムライスピリッツは全員が武器を持っていた。武器と書いたのは日本刀ばかりではなかったから。サムライスピリッツというタイトルに反して、侍より忍者のほうが多かった。

連続技(コンボ)はほとんどなく、通常技の強斬りがきまればそのまま勝負が決まってしまうほどの緊張感と、一撃をきめたときの快感。あの独特の楽しさをまた体験できる!!

製品版は予約済みだが、体験版がでるというので待ちきれず事務所に人を呼んで体験版で対戦をすることにした。

結論から言おう。こんなに楽しい対戦は久々だった。

サムライスピリッツ体験版で感じた魅力

グラフィックが綺麗

ゲーム性は2Dだが、キャラクターは3Dモデルで作られている。そのため、演出でのカメラアングルが迫力があってかっこいい。秘奥義を決めるだけで気持ちがいいのだ。

キャラクター自体も、KOFよりも良くなっていると感じた。KOFのナコルルにはちょっと違和感を覚えていたのだが、サムライスピリッツのナコルルは完璧にナコルルだ。

最後まで気を抜けない

サムライスピリッツは勝負が決まる瞬間まで気が抜けないゲームだ。例えばストリートファイター5であれば、体力に大幅な差がついてしまうと逆転は困難になる。いわゆる「あとは小突くだけ」な状態になったら逆転はほぼほぼ無理と言っても過言ではない。

しかし、サムライスピリッツには強斬りがカウンターで入ったときの信じられない威力や、1試合に1度だけ使うことのできる秘奥義や一閃が信じられないほどの威力なので、体力が大幅にリードしているから気を抜いたら負けてしまう可能性がある。

コマンドが昔と同じ

これは好みがわかれるところかもしれない。流石に難しすぎたコマンドは変更されているだろうが、基本的に昔のキャラが昔と同じコマンドだったのは嬉しかった。

KOFのナコルルはアンヌムツベが波動拳Pというコマンドになっていた。だが、ナコルルをずっと使っている人間にとって波動拳Pというコマンドはレラムツべなのだ。

今回のサムライスピリッツではアンヌムツベが「←↙↓+切」で出るのだ。

動かしていて面白い

動かすことが面白いというのは、ゲームとして非常に重要な部分だ。キャラクターを操作すること自体が楽しいのは良いゲームの証だろう。

気になった点もある

もちろん、気になった点もある。最初に練習で課題をやっていくモードをやったのだが、操作のタイミングが感覚と少しずれているように感じた。

例えば、相手の攻撃を直前にガードするというテクニックがあるのだが、グラフィックに合わせて直前ガードのタイミングでガードすると間に合わないのだ。

こんなに早く?というタイミングでガードをしなければ直前ガードどころか切られてしまう。

と思っていたら、これは仕様ではなかったようでプロデューサーのツイッターで原因を究明しているとのことなので、発売日までに改善されることを望む。

とはいえやっぱり面白い

そう、なんだかんだ言っても体験版を触ることができた2時間はとても良い時間だった。

※体験版は2時間しかできない。

もし、これから体験版をさわってみる、という人がいれば一つだけアドバイスをしたい。体験版はネット対戦に対応していないので、一人でやるとトレーニングモードか対COM戦だけになってしまう。これでは本当の面白さを体験できないので、できれば友人たちと集まってやることをオススメする。