香取神宮 奥宮と要石のパワー!一之宮はやっぱりすごかった!!
東国三社巡りに行こう!
東国三社巡りって何?
香取神宮・鹿島神宮・息栖神社の三社を巡拝することだよ。
江戸時代には、とても人気があったんだって。
「国譲り」にすごく関係があるのも、個人的には興味が湧くところ。
じゃあ、いそいで人形つくらないと!
というわけで、東国三社巡りを思いたったので、早速いってきました。
一社目は、一ノ宮「香取神宮」です。
延喜式神名帳では、「神宮」と表記されたのは「大神宮(伊勢神宮)」「香取神宮」「鹿島神宮」の三社だけという格式有る神社です。
東京から車で二時間。香取神宮に到着です。
僕は二度目の参拝ですが、鳥居をくぐるところから雰囲気が違います。
一の鳥居から二の鳥居までは、緩めの坂が続きます。
巨大な灯籠と紅葉が美しい。
表参道の途中で、要石の方に寄り道。道の入り口は護国神社の鳥居。
護国神社には、香取市ならびに旧香取郡の戦没者、4,213柱が祀られています。
護国神社の左を奥に進むと、押手神社と要石があります。
実物を見ると、意外なほど小さい要石。
地震を起こす大ナマズの尻尾を押さえつけて地震を防いでいるという伝説。鹿島神宮の要石とは繋がっているという話も。
要石と向かい合う押手神社。御祭神は宇迦之御魂大神。いわゆるお稲荷さん。
構え獅子みたいな、躍動感有るキツネさんが守ってました。
二の鳥居の前には神池。池の水はちょっと濁っていました。
神池に注ぐ滝の水はキレイでした。
それでは、二の鳥居をくぐって拝殿へと向かいましょう。
御手水の横には、木母杉。水戸黄門さまが「これは多くの杉の母であろう」と行ったほどの立派な杉の木があったところ。その立派な杉が枯れてしまっているのは、ちょっと残念。
元禄13年の幕府造営のもので、香取神宮のシンボル的な建物である楼門。
向かって右側の像が「武内宿禰」で、左の像が「藤原鎌足」だそうです。
こちらが武内宿禰で、
こちらが藤原鎌足。
楼門の裏には、木彫りの狛犬さんがいました。
師走の大祓。形代に住所氏名を書いて、息を吹き替け全体を撫で茅の輪をくぐります。
くぐり終えたときに、なんだかスッと軽くなりました。
私もそんな気がした!おもしろいのー!
御祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ) だよ。
※ 又の御名伊波比主命(いはひぬしのみこと)
日本書紀や先代旧事本紀に登場する、武甕槌命(たけみかずちのみこと)と一緒に、国譲りのために地上に降りた神様だよ。
御神徳は、皇室には国家鎮護。
一般には、
- 家内安全
- 産業(農業・商工業)指導の神
- 会場守護
- 心願成就
- 縁結び
- 安産の神
源頼義公が「天下太平社頭繁栄子孫長久の三つの願 成就せば此の杉自ら三枝に別れん」と祈願したら、一つの杉が三岐に別れたという三本杉。
ってことは、根っこでつながっているのか。
匝瑳神社(そうさじんじゃ)
ご祭神:磐筒男神(いわつつおのかみ)、磐筒女神(いわつつめのかみ)
日本書紀でフツヌシノカミの父母神。
桜大刀自神社。
御祭神はコノハナサクヤヒメ。
コノハナサクヤヒメといえば浅間神社。
浅間神社以外の名前の神社でコノハナサクヤヒメが御祭神なのは初めて見たかも。
桜大刀自神はコノハナサクヤヒメの別称でもあるのだけど、ちょっと気になりますね。
香取神宮の本殿を後ろから。
大きくて立派な本殿。
圧倒されるほどの神々しさを感じる。
鹿島神宮。
御祭神:武甕槌命・高倉下命
香取神宮と鹿島神宮は対になってるみたいだから、出張してきてるのかな。
高倉下命は、 神武天皇に布留御魂(フツノミタマのつるぎ)を渡した神様。
北参道の先には、
武甕槌命の使いの鹿が飼われてて、とっても可愛いのだ!
ボランティアスタッフの方が鹿の世話をしていて、餌を買ってあげることもできます。
餌をあげるのだー!
喧嘩しないのだー!
御神木は樹齢1000年の大杉。
大きな神社の御神木は、どこもパワーが溢れてる!
拝殿の隣りにある社務所で御朱印をいただき、奥宮をめざします。
こちらは、御手水の近くにある末社。
右が馬場殿神社。御祭神は素戔嗚命。
左は市神社・天降神社。市神社の御祭神は事代主神(ことしろぬし)、国譲りの話にも出てくる大国主大神の御子神様。天降神社の御祭神は伊伎志爾保神(いきしにほのかみ)
奥宮へ向かう途中にある、剣聖、飯篠長威斉家直のお墓。
天真正伝神道流(鹿島神道流)の始祖。
経津主命から剣の秘宝を授かったという伝説もあるんだって。
奥宮に祀られているのは、経津主命の荒御魂。
ここからして雰囲気が違います。
厳粛な気が漂う奥宮。背筋を伸ばして参拝です。
香取神宮の御朱印
東国三社めぐりということで、改めて参拝しましたが、やっぱりとても良い神社でした。
一念発起したい!再出発したい!悪いものを落としたい!という人にはおすすめですよ。
鹿がとっても可愛かったし、師走の大祓は形代を奉納した瞬間に「軽く」なったのが、良い体験でした。
帰りに参道で食べたくず餅。
次回に参拝したら、ぜひまた食べたい!
香取神宮のアクセス・地図
所在地:千葉県香取市香取1697
駐車場:あり
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