【ヨーガ実践記8】倍音声明研修に参加 ちょっと不思議体験

こういつです。

倍音声明というのを初めて体験してきました。

場所は、僕が普段から通っているヨーガ教室。年内の教室が20日で終り、21・22・23が一日がかりの研修クラス。その研修クラスの初日に倍音声明のクラスがあったんです。

倍音声明ってなんぞや?って思っていたんですが、ほとんど同時期にヨーガを初めた人が、倍音声明のクラスにで「すごかった!」と聞いたので参加してみることにしたんですよね。

ちなみに研修の説明は

“倍音声明”は集団で声を出し、その「音の集合体」の中に身を置くダイナミックな瞑想法です。
そのダイナミックな瞑想体験のあとに、もっと深く瞑想を知るための講座が続きます。

うーん、簡素。

とりあえず、クラスの前にこの本を読んで予習。

ただ、あとから思ったのは先に知識を入れないほうが良かったかもしれないってこと。クラスの中で先生も言っていたのですが、「知識の弊害」があるみたいなんですよね。

それは「知っている」から、それを求めようとすること。

例えば、「瞑想をしているとこんな経験をするかもしれない」と先に頭に入れてしまうと、それを作り出そうとしてしまうかもしれないってこと。

大切なのは逆で、体験をありのままに観察することだったりするわけです。

 

でも、先生のその言葉があったから、素直に体験できたんじゃないかなと。

今回のクラスでは面白い体験もありました。

本日やったのは、倍音声明と瞑想。

倍音声明はみんなで輪になり、「うーおーあーえーいー沈黙」と順に声をだしていきます。その場にいた人数は30人。リズムはつけずメロディもつけず、低い声を出していきます。

ただ、声をだしているだけなのですが、30人の声が混ざりあうとこれがすごい。声なんですが声じゃないような感じがする。

息継ぎは自分のタイミングでやるから、隣にいる人の声が一瞬途切れてまた再開する瞬間があるのですが、再開した瞬間は確かに「声」なのに、それがすっと溶け込んで全体の音になる。

声を出し続けるのがずーっと続くと、不思議な現象がおこります。そこに無いはずの音が聞こえるんです。

人によって聞こえる音も違うようなんですが、僕が今日聞こえたのは、金属音やセミの鳴くような音でした。多くの声が響いて聞こえるらしいんですが、面白いというか不思議です。

倍音声明中は瞑想も深くなったような気がしました。

もう一つの不思議体験は、瞑想と集中の訓練中。

集中力を高めることは瞑想力を高めるのことに必須ということで、集中の練習をしてから瞑想の訓練に入ります。

集中で大事なのは、集中していると思ったり感じたりするのではなく「実感」があるかどうか。思いの外難しく、回数を重ねて練習する必要がありそうです。

そして三人一組になっての瞑想で、面白い経験がありました。

30人が10グループにわかれ、三人一組になり、そのうち一人が「ある瞑想」のお題をもらい、他の二人がどんな瞑想をしているか感じる、ということをやったんですね。

僕のグループの一人が、僕ともうひとりの瞑想の内容をピタリと当てたんです。いやこれは驚き。

三人一組が10グループなので、同じ瞑想を10人がして、残りの20人がそれを感じるってことでもあるんだけど、それだけの人数が同じことを念じていると伝わりやすいみたいです。

これを、超能力とか霊能力とか勘違いするとおかしなことになるので注意。

でも、踏み込んだ世界の片鱗を今回は覗くことができました。
ハタ・ヨーガや瞑想の訓練のモチベーションが上がりまくりです。