【読書】カリスマ予備校講師が初公開! 感動する説明「すぐできる」型
さて、今日の読書はこちら
僕は文章を書いたり、セミナーで話をしたりする仕事をしています。
だからこんな系の本は気になるんですよね。
「説明の仕方」の読書ノートです。
面白さとは笑いや受けではない
「おもしろさ」について、この本では笑いやウケは必要ない。雑談でもない。「目からうろこ!」と思ってもらえるのが感動する説明である。
聞き手のゾーンを知る
聞き手とネタの関係にはこのようなものがある。
- 知らない。理解できないネタ
- 気になったり興味があるネタ
- 聞き手と、無視できない結び付きがあるネタ
- 聞き手自身がすでに使いこなせているネタ
ゾーンを一つ内側に移動させるのことができないと話がつまらなくなる。
1→2へ、3→4へ、みたいなのが良いネタ。
人が最も関心があるのは自分に関わること。
→自分とどう関係しているかをイメージさせられるかどうかが大事。
感動すると人に伝えたくなる
情報や知識を得るときにワクワクするのはヒト特有の勧請。
感動する説明ができると、話の内容が拡散されやすくなる。
あなたの話を聞く目的は何?
相手があなたの話を聞く目的は何なのか?なぜあなたの説明を聞く必要があるのか?と考えるのが聞き手の価値観を知るコツ。
相手が自分の話を聞きに来た目的がわかると、ニーズとずれないですみますね。
「感動する説明」8つの型
この本では、感動する説明の型として8つの型が紹介されています。
- メリット訴求
- 対比
- 因果
- カットダウン
- 破壊
- ニュース
- 希少性
- 欠如アピール
メリット訴求
- 相手の問題をあぶり出す
- すでに聞いた人の成功事例を紹介し、聞いた未来を想像させる
- 自分がメリットを提示するに値する人間だと説明する
- メリットを享受できる具体的なステップを説明する
対比
人は比べることで初めて深く理解できる生き物。
※基準ができるということ。
1つの中で対比させる
※ビフォーアフター。ビリギャル的手法。◯◯でも◯◯になった。
数字をいれて、対象の人をその中に挟み込む。
平均値を使って聞き手とその他大勢を比べる。
※平均ってたしかに気になる。かならず自分と比べてしまう。
この他に選抜と仮想的もある。
多くの中から選抜したもには価値がある。
仮想的は、概要を的にする。それは悪や不便。
悪や不便と対比して、こっちのほうがいいよね、とする。
因果
因果の型を使う場合は結果から話す。
- 遠い因果関係をつなげる
- 第三の原因をみつける
- 因果関係を逆転させる
結果に対して「なぜ?」を3~5回繰り返す。
原因に対して「だから何」を3~5回繰り返す。
すると遠くの因果関係がわかる。
カットダウン
おもしろいと思ってもらうには、聞き手が情報処理できる量に削ぎ落とす。
- 抜粋
- 要約
- 抽象化
抜粋は出し惜しみと思われないように、正当な理由をのべる。
「要するに」「まとめると」で要約するとネタ全体を把握したような感覚になってくれる。
抽象度を上げたコンセプトを説明の前に入れる。
これは◯◯についての説明である、と聞き手がぱっとわかるようなコンセプト。
破壊
常識を破壊する。当たり前だと思っていることを否定する。
そこに新しい理論(本来の説明ネタ)をかぶせる(ビルド)
常識の破壊には、
- 前提を壊す
- 逆張り
一般には◯◯だが・・・
普通は◯◯だとおもわれているが・・・
破壊のあとのビルドには証拠や裏付けを。
ニュース
人間は最新の情報や知識に関心がある。
説明したいネタに関連するようなニュースでつかみ。
ネタを抽象化し、ニュースと結びつける。
希少性
希少なものには価値がある。
- 日本人の0.3%しか知らないことなんですが
- これからする話は広まるとまずいので、他では絶対に言わないでくださいね
などのフレーズ。
誰でも希少性の高いネタはもっているが、自分のことなので気が付きにくい。
希少性を高める裏技
- 競争相手のせいで機会がなくなるかも
- これから限定になるよというニュース
欠如アピール
- 不足に気づいてもらうために全体のフレームを話す
- その不足を話しては補うことができるとつたえる
- 不足を埋める情報や知識を伝える
全体を示し、ピースが足りないことを話し、そのピースを渡す。
この本で語られている説明の型は、実際に役立つ物が多いと思います。
僕がセールスライティングで実際に使用し効果を上げていたものと同じ手法もいくつかありました。
ただ、気合をいれて書くセールスライティング以外は結構いいかんげんにしているので反省。
普通にコントロールしてかけるようにならなきゃなー。
ということで、アマゾンの評価はいいものと同じくらい悪いものもありましたが、僕は役立つ本だと思います。
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