【読書】「死ぬほど読めて忘れない高速読書」を実践してみた

2019年10月20日

本当にそんなことができるんなら、めっちゃいいやん!

そう思って読んでみた本が「死ぬほど読めて忘れない高速読書」という本。

何でも、

  • 高速でたくさん読める
  • 本の内容を忘れない
  • 仕事や生活に必ずアウトプットできる
  • レッスンは不要。すぐに実践できる。
  • 人生がどんどん豊かに!

というウリ文句。

もし、これがすべて本当なら素晴らしいことだけど、こういうのは割り引いて捉えないとと僕は思っています。

本の内容を忘れない・・・時間が立てば忘れるんじゃ?
必ずアウトプット・・・必ずってのは誇大じゃない?
レッスンは不要・・・・何事も繰り返すことで上達するものだと思うけど?
人生がどんどん豊かに・・これは読書の効果として本当だけど、高速読書のおかげなのか?

とか、ちょっと意地悪く思ってみたり。

で、読んでみました。

これまでもいろんな読書法の本を読んできたけど、この内奥は使えると思う。

そこで早速この本の内容を実践して、記事を書いているというわけです。

それだけでも僕にとっては収穫あり!

最初に目的を持つ

読書をする前の段階として「目的をもつ」ことが大事ってこと。

読書法の定番であり、定番ということはそれだけ大事だということ。

目的のない読書は娯楽。
何かを得て、生活や仕事に繁栄させようという場合は目的があったほうが断然良い。

人の脳って「関心がある」ことしか見えないんです。

ここからちょっと、あることをやってみてもらいたいと思います。

知っている人は飛ばしてもらって、知らない人はやってみてください。

  1. 今から20秒間、ぐるっと周りを見渡して青いものが何個あるか数えてください。
  2. 20秒立ちましたか?

それでは

黒いものは何個ありましたか?

 

 

おそらくほとんどの人はわからないと思います。

でも安心してください。それが普通です。もしこの質問ですっと答えられる人は写真のように画像を記憶できる特殊能力者かへそ曲がりかどっちかです。

この事を心理学でカラーバス効果といいます。

なので、本を読むことに「目的」を持つ。

もしくは、普段から人生に「目的」を持つということは、それに関連する情報がしぜんと目に飛び込んでくるということなんです。

漢字を中心に読むだけで読むスピードがあがる

この本で著者は「高速読書は速読とは全く違う」と述べていますが、漢字を中心に読むというのは速読のテクニックでもあります。

試してもらうとすぐに実感できると思うのですが、漢字だけを目で追って読んでも文章の意味って理解できます。

ひらがなも全く読んでないわけじゃなくて、目には写っていますからね。

漢字を中心に読むだけでも、僕の体感では読書スピードは3倍位になると思います。

逆接・理由の接続詞だけ重要視する

逆接の接続詞:ところが、しかし、だが、けれども、いっぽう
理由の接続詞:つまり、なぜなら、要するに、というわけで

気にするのはここだけ。

著者の主張や結論が続くから、これらの接続詞の後は重要な部分。

つまり何?とつぶやきながら読む

「つまり何?」と考えながら読むことで、大切な部分とそうでない部分が区別できるようになる。

本には「つぶやきながら」と書いているが、実際は思うだけで良いと思う。

後述しますが、1回目の読書を30分で終わらせるのにいちいち口にだしていたら時間がとてもじゃないが間に合わない。

だけど、この方法は能動的な読書にするのにとてもいい。

何も批判せず、何も考えず、ただ受け入れるだけの受け身の読書は理解度が低いそうですよ。

30分で3回読む

高速読書は30分で3回読む。

  • 15分
  • 10分
  • 5分

の計3回で時間は合計30分。連続ではなくて、時間や場所を変えて読む。

一度目はドグイヤー(ほんの耳をおる)を付けながら、
2度めはドッグイヤーのページを中心によんで青ペンで線を引き、印象深かったことを書きなぐることでエピソード記憶で記憶する。

3度めは5分。線を引いた部分を読んで「本で得た知識を、どう自分の行動につなげるか?」を書いていく。

速読じゃないとは言うけれど、一度目の読書を15分で終わらせるという時点で速読的なエッセンスがあると思う。

やっぱりレッスン無しですぐできるは言い過ぎの感があるけれど、短時間で読むぞー!って集中して読むのは効果的だね。

本のエッセンスを書き出す

青ペンで線を引き、書きなぐった部分は本のエッセンス。

多くて10個ほどのエッセンスを箇条書きで書き出す。

書き出すときは13文字以内でまとめる。

ここまで書いて、13文字って部分を忘れてた汗

ということで、やっぱりレッスン不要は違う、レッスン必要(笑)

アウトプットノート

アウトプットノートを書く4つのポイント

  1. 読書の目的を書く
  2. 書名やメモを書く
  3. 本のエッセンスを20文字以内で箇条書きに
  4. 行動プランや具体的なアクションを箇条書きに

本で得た知識は、行動に移してこそ生きる!
だから、アウトプットノートで何をするかを決めるんだね。
読んだら読みっぱなしはもったいない。

有識者になるには

その道の有識者になるには、同じジャンルの本を7冊読む。

  • 2冊は基礎
  • 3冊は中級くらい。切り口が違うものを。
  • 2冊は専門レベル(難解ではなく、状況にあったものを)

まとめ

  1. 読書の目的をきめる
  2. 15分で重要とおもうページの耳をおる
  3. 10分で重要なとこに線を引いて、思ったことを殴りがき
  4. 5分で線を引いた部分のアウトプットを書き込む
  5. アウトプットノートを書いて行動に移す

同じ本を繰り返し読むのは、経験からも超がつくほど効果的。
ただ、この本の内容は紙に特化しているの電子書籍だとちょっと工夫が必要かな。

僕はキンドルを使っていますが、ブックマーク機能とマーカー機能を使って再現できました。

あともう一つ注意点。
この本が役に立つのは、ビジネス書とか自己啓発本とかの生活に役立てる本です。

冒頭でハリーポッターを読んだ速読チャンピオンの事を、これじゃ駄目だって書いていたけどその点は高速読書も同じだと思う。

小説など味わって楽しむ本はじっくりと。
勉強する本は高速読書でガシガシ読んでスキルアップ!

がいいかな。