死にゲーにハマる理由がわかったぞ!【読書】奇跡のホルモン・スイッチ 潜在能力を引き出す  加藤雅俊著

こういつです。あれこれと本を読んでいると、

「あ、これはあのことだな」とか、いろんなことがつながって面白いんですよね。

キンドルアンリミテッドはちょっとタイトルが気になったら気軽に読むことができるので重宝しています。

で、今回読んだのは「【読書】奇跡のホルモン・スイッチ 潜在能力を引き出す  加藤雅俊著」

幻冬舎の新書が期間限定で読み放題だったので、読んでみました。これは余談ですが、けっこう期間限定の読み放題ってあります。アニメ化とかドラマ化とかのタイミングで原作が読み放題になったりしますからね。

ちょっと脱線しましたが、この本はタイトルどおりホルモンに関する本。期待したのは、ホルモンの出し方がわかれば、元気になったりやる気を出したりできるんじゃないかってこと。

前半部分は、前提となる知識をつけるための部分が多く、またホルモンの出し方も自己啓発本に書かれているような内容でちょっと期待はずれかなと思ったのですが、後半は使える内容が書かれていました。

つまりは、「こんなときはこうする」みたいな。

前半は知識、後半は実用という構成。

 

セロトニンとドーパミンに関する内容をちょこっと紹介。

セロトニンが多いと不安な気持ちが和らぐので、リスクを恐れず挑戦しやすくなります。

気持ちとか気分とか、思考の傾向とか、なんだかんだでホルモンの影響は大きい。「リスクを取って挑戦」というけれど、やれる人とやれない人の違いにホルモンも関係してるのかもってのは、嬉しいことかもしれない。

もっと挑戦できるようになりたい!って考え方をどうこうするのは難しいかもしれないけれど、ホルモンを増やす方法があれば、それをやれば「挑戦できる」ようになるかもしれない。

外国人は肉をよく食べますが、先述したように、セロトニンを作る材料は肉に多く含まれます。肉という材料がないと、いくらホルモンのスイッチを押しても分泌しようがありません。  肉の中でも、最も効率のよいのは豚肉です。それはトリプトファンとビタミン の両方を含んでいるからです。

よし、豚肉を食べる量を増やそっと。

 

セロトニンが不足してしまうと・・・

セロトニンが不足すると依存症になる

仕事の優先順位をつけられないのもセロトニンが足りない

普通の人が感じる「辛い」「苦しい」が、セロトニン不足の人には「ものすごく辛い」「ものすごく苦しい」と感じられるのです。

セロトニンが足りなくなると「生きるのが辛い」って状態になるみたい。

豚肉の他に増やす方法は、

そのほかに、セロトニンを増やす方法があります。  それは、「集中する」ことです。  ランニングをしたり、陶芸だったり、写経など何かに無心になることが、大事です。これが、「無の境地」です

「何も考えずに没頭できる」趣味なりなんなりを見つけるのって大事ですね。

僕が趣味にしている、筋トレとかヨガとかはまさに理想的。それだけに集中できるならゲームもいいかもしれない、ただゲームの場合はストレスもためちゃうかかもしれないので取り扱い注意。

他にもセロトニンを増やす方法が紹介されていて

つまり、セロトニンを分泌させたければ、抗重力筋を刺激すればいいのです。  

抗重力筋というのは、体を支える役割を持っている筋肉。重力に逆らって体を支えているから抗重力筋って名前なんですね。

抗重力筋を鍛えるには、軽い負荷でじっくりした運動が最適。

ヨガとか笑

 

もう一つ、気になるホルモンはドーパミン。いわゆる、やるきが出るホルモンです。

ドーパミンは面白いホルモンで、何かを得るために苦労すればするほど、達成したときに分泌されるドーパミン量も多いのです。振り子の幅が大きければ大きいほど、反対側に同じくらい動くのと同じように達成するまで、どんなに辛い思いをしたかで、苦労の振れ幅の大きさが全てドーパミンとしてかえってきます。

これかー!

死にゲーにハマる理由がわかりました。

「死にゲー」というのは、アクションゲームなどで一瞬のミスでゲームオーバーになってしまう高難易度のゲーム。あまりにもゲームオーバーを繰り返してプレーヤーの心を折りにくるゲームです。

そんなゲームを繰り返し繰り返し、やり直して攻略を覚えて進めていく。これがハマる。

なんでこんなに苦労するゲームが面白いのかな?の理由がドーパミンだったんですね。途中の苦しみが多いほど達成感がある。その達成感を得るために、また頑張る。の繰り返し。

この中毒性を仕事にも利用できたら最高。目標を作る→達成するとドーパミンがどばーっと出て達成感を感じる。

でも、

何かを達成したときに、次の目標がないと廃人のようになります。なぜなら、ドーパミンが分泌されないからです。

だから、何か一つのものを目標にしていた人は、その目標を達成してしまったら抜け殻になってしまうんだな、なるほどなるほど。

就職した瞬間に、廃人になる・・・みたいな。

人生をかけて追い求める究極の目標を一つもって、そのほか人生を楽しんだり向上させたりするための目標ももって、だけど意識するのはもっと小さく分けた少目標をマイルストーンにしてこなしていくのが良さそう。

 

「ホルモンのパフォーマンスが上がる15の生活習慣」の章では、ホルモンのスイッチを押すための行動が紹介されていました。まさに使える部分。

  • 姿勢を良くする→セロトニン
  • 太陽の光を浴びる→セロトニン・メラトニン
  • 部屋を暗くして眠る→メラトニン
  • 鼻で速く10秒間呼吸する→アドレナリン
  • 重たいものを持つ→アドレナリン・セロトニン
  • 叫ぶ→ドーパミン
  • 「ありがとう」をもらう→ドーパミン
  • ハグをする→オキシトシン
  • 抱き枕を抱える→セロトニン
  • 空腹を感じる→グレリン
  • 睡眠をしっかりとる→レプチン
  • ジョギングをする→ドーパミン
  • ルーティンを大切にする→セロトニン
  • ペットをかわいがる→セロトニン・オキシトシン

書籍内ではさらに詳しく説明がありますが、こうしてみると筋トレってホント良いことしかないと感じる。

元気になりたかったら筋トレしろ!ってのはホントだと思います。

ざっくりまとめ

体鍛えて、肉食べて、大声出して、たっぷり寝ろ!

 

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