【読書】なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である 中島聡 著

2019年11月15日

こういつです。

仕事や課題などでこんな経験ありませんか?

うわー!!間に合わない!!
こんなはずじゃなかったのに!!!

時間は十分にあったはずなのに、気がついたらギリギリになっていて・・・・

もし「時間に余裕をもってクオリティの高い仕事ができたらいいな」と思うなら、今日の記事は役に立つかもしれません。

今日勉強する本は、こちら

著者の中嶋聡氏は元マイクソフトのプログラマーで、今では誰もが普通につかっている「ドラッグ・アンド・ドロップ」「ダブルクリック」の生みの親なんです。

僕たちが快適にパソコンを使えるのは、中嶋氏のおかげと言っても過言ではないでしょう。

さらに、多忙を極めるため納期遅れが蔓延するプログラマーの成果で「一度も納期に遅れたことがない男」として活躍しているんです。

今回勉強する本には、その納期に遅れないための時間管理術が紹介されているんです。

なぜ仕事が終わらないのか?

そもそも、なぜ納期までに仕事が終わらないのか?

諸悪の原因は、「ラストスパート志向」にあります。

いわゆる、夏休みの最後に宿題頑張る志向ですよね。そんなラストスパート志向の人はこう考えます。

  • 見積もりはあくまで見積もりでしかなく、予定どおりに仕事が進むとは限らない

  • 締め切り目前に、徹夜でも何でもして頑張ることが大切

  • それでもどうしても締め切りに間に合わなかった場合は、その段階でスケジュールを変更してもらうしかない 

だから、期限までに仕事が終わらない。

ラストスパート志向の人は、計画の見積もりが適当なので「このくらいでできる?」に安請け合いしてしまうし、ギリギリまで取り掛からないから結局最後は余裕がない状態で仕事をすることになってしまいます。

結果、やっつけで終わらせるか、納期を延ばしてもらうハメになってしまうんです。

そんな問題を解決するのが、

ロケットスタート時間術

です。

最後に頑張るのがラストスパート志向なら、最初に頑張るのがロケットスタート時間術。

仕事が終わらなくなる原因の9割は、締めき間際のラストスパートが原因です。

なので、ロケットスタート時間術では10日でやるべき仕事であれば、全体の期間の2割にあたる2日間で仕事を終らせるつもりでロケットスタートをかけます。

この期間にとにかく集中して仕事をし、可能な限りのリスクを排除します。

考えてから手を動かすのではなく、手を動かしながら考えてください。崖から飛び降りながら飛行機を組み立てるのです。

最初の2割でほぼ全体を完成させるからこそ、根本的な方向転換が必要になることもわからうのです。ラストスパートだと、完成像が見えてくるのが期限直前でも爆死!なんて危険性もありますよね。

最初の2割の期間で8割終わっていればスケジュールどおり。
もし6割未満だったら危機的状況としてスケジュール見直しを交渉する必要があります。

ロケットスタート時間術の働き方

20倍界王拳

ケットスタートの期間は、そのタスクのみに集中します。

  • 電話もメールも完全無視
  • 仮眠は何度でもOK
  • ごはんは適宜食べる

この期間の状態を、中嶋氏は20倍界王拳と表現しています。

流しの期間も1日の2割を界王拳

10日の期限の仕事があれば、最初の2日間はずっと20倍界王拳で全力を尽くします。

残りの8日は流しの期間ですが、1日単位ではロケットスタート時間術を使います。つまり、1日の仕事時間の最初の2割で、その日の仕事の8割を終わらせてしまうというものです。

午前中にメインの仕事をほぼ終わらせて、午後は流しで仕事をします。

まとめ

ロケットスタート仕事術をやることによって、

始めの2割の期間で問題点の発見やスケジュールの調整、方向転換などリスクを回避することができ、

流しの期間にクオリティを上げることが可能になり、

また流しの間は余裕ができるので、勉強や運動などの自己投資や情報収集、人との交流などにあてることが可能になります。

始めの2割に全力を尽くすロケットスタート仕事術、一度試してみてはいかがでしょうか?

 

ロケットスタート仕事術をもっと詳しく

Kindle Unlimitedなら無料で読める

今日紹介した本は、Kindle Unlimitedで無料で読むことができます。

僕はもう2年くらいKindle Unlimitedを続けていますが、月980円で対象の本がいくらでも読めるのはコスパが良すぎます。

自分が本屋さんで買わないような本でも「ちょっと読んでみるか?」って感じで気軽に読めるし、思わぬ掘り出し物もあったりしますしね。

初月30日は無料なので、その間に試してみてください。