摩利支天徳大寺で御朱印もらってきたよ。アメ横も繁栄したご利益

こういつです。

上野のアメ横といえば、日本でも有数の商店街。普通に買い物に来ている日本人と世界中からの観光客でいつもごった返しています。

そんな上野アメ横繁栄を支えてる(かもしれない)摩利支天徳大寺に参拝してきました。

アメ横という名前の由来には2つの説があるんだって。

・飴屋さんが多いから飴屋横丁
・アメリカからの舶来品が多いからアメリカ横丁

戦後は闇市だったのが発展して今みたいな商店街になったそうですよ。

御徒町駅側からアメ横に入って少し歩くと、商店の上に徳大寺が見えてきました。

お店の上にお寺があるって、めずらしい!

商店に挟まれた石段

二木の菓子と二木ゴルフに挟まれたお寺の入口。あまり見ない後継だけど、地域密着という感じで面白い。

日本三大摩利支天

創立は400年前。

摩利支天は力(気力・体力・財力)の守護神!

徳大寺の摩利支天をは下谷摩利支天といって、金沢の宝泉寺(ほうせんじ)、京都建仁寺(けんにんじ)の塔頭(たっちゅう)禅居庵(ぜんきょあん)と並び、日本三大摩利支天の一つです。

境内はアメ横の喧騒とは別世界。

吉田茂の書

扁額の威光殿の文字は吉田茂元総理によるものなんだって。

 

摩利支天とは

本堂で手を合わせる前に摩利支天をちょっとおさらい。

摩利支天は仏教を守護する天部の一柱。陽炎を神格化した神様だといわれています。陽炎を意味するサンスクリットのマーリーチが中国に伝わり摩利支天になりました。

ご利益は、摩利支天徳大寺のHPによると

参詣祈願の人々に「気力・体力・財力」を与え、「厄を除き、福を招き、運を開く」、諸天善神中もっとも霊験顕著な守護神

中世以降は武士階級の間で多く信仰されました。

そして、こういつが一番驚いたのが、

摩利支天って女神だったのか!!

摩利支天はインド密教の女神マーリーチがルーツ。もってさかのぼるとリグ・ヴェーダに出てくる女神ウシャス。

「仏説摩利支天経」にも「天女あり、摩利支と名づく・・・・」とあるから天女なんですね。

本堂

本堂に入り、御本尊に参拝。手を合わせ真言を唱えます。

なんだか、御本尊は写真にとってはいけないような気がしたので写真は撮りませんでした。

本堂に入って右側に御朱印の受付があり、左には

浄行菩薩

浄行菩薩がいらっしゃいました。水をかけてたわしで痛いところをゴシゴシすると良くなるご利益。

御朱印の待ち時間に本堂でリラックスしていたのですが、元気とやる気がジワジワとみなぎる感じがありました。

力の亥

摩利支天の使いはイノシシ。絵でも摩利支天はイノシシに乗っていることが多いです。

イノシシ像に触れるものに気力・体力・財力のご利益を与えてくださるとのことなので、ナデナデ。

日蓮上人の像

日蓮上人の像。

後ろには山手線の線路と、梵鐘がみえます。

七面大明神

七面大明神は七面天女とも呼ばれる法華経を守護する女神。

石橋稲荷神社

お寺のお稲荷さんだけど、扁額には石橋稲荷神社って書いているから鎮守社。ということはこちらはウカノミタマノカミですね。

狛犬

石段の途中にあった狛犬さん。なんで気が付かなかったのかな?とおもったら登りの影になっていたみたい。

前から見るとこんな感じです。

完全に隠れちゃってる・・・

境内の外の浄行菩薩

境内の外、二木ゴルフの隣にも浄行菩薩があります。石段を登れないとか、時間外にもお参りする人のためかもしれませんね。

摩利支天徳大寺の御朱印

アメ横商店の中、しかも商店の上にある摩利支天徳大寺は地域の繁栄を支えてるお寺なんだと感じました。

本堂はジワジワと元気になってフツフツとやる気がでてきますよ。

摩利支天徳大寺

所在地:東京都台東区上野4丁目6-2
時間:平日 6時~18時
   休日 6時~19時
HP:http://www.marishiten-tokudaiji.com/