横浜関帝廟 元町中華街で神様になった関羽に参拝

こういつです。

関羽のことを知ってますか?

男子であれば知らない人はいないくらいの歴史上の有名人、三国志に登場する英雄の一人です。

その関羽が死後、神号を送られ神様になっているのです。

死んだ人が神様になるというのは、日本でも菅原道真公や小野篁公などの例がありますね。関羽は戦場で殺されたので御霊信仰と同じような感じなのかも。

 

じゃあ関羽が何の神様かというと、なんと商売の神様なんです。

三国志だと、めちゃくちゃ強い武将というイメージだから商売の神様ときいたときは???でした。

でも、もともと塩の密輸をやっていて、そろばんや大福帳を発明したという説があるんだって。

中華街の中心近くに関帝廟がありました。

門から「これでもか!」というほどきらびやか。

階段の一角には、昇り龍と降り龍の彫り物があります。

廟堂もエキゾチック。台湾にいるようです。

媽祖廟と違ってカラフルな石獅「閩南獅」

 

それでは参拝します。

媽祖廟と同じ用に線香を5つの香炉に供えていきますが、香炉の神様が違います。

  1. 玉皇上帝・・・国泰平安
  2. 關聖帝君・・・商売繁盛、入試合格、家内安全、学問
  3. 地母娘娘・・・除災、健康
  4. 観音菩薩・・・解難、健康、縁談、安産
  5. 福徳正神・・・金運、財産保全

香炉に線香を供えたら廟堂へ入って参拝します。

廟堂内では写真をとってはいけないけど、外から中を撮るのはOKとのことなので、外から撮った写真を。

真正面に関羽(関聖帝君)。その右に息子の関平、左に部下の周倉が祀られています。

左奥には地母娘娘(じぼにゃんにゃん)

右奥(写真では左)には観音菩薩、右には福徳正神が祀られています。

関帝廟の観音菩薩は浅草寺から勧請されたもの。
神社仏閣を巡っていると、色々とつながってるんだなーと感じます。

金炉

本堂でお参りをしたら、金炉で金紙を燃やしてお供えして参拝終了です。

横浜中華街の媽祖廟と関帝廟に参拝しました。どちらも華僑がいる町には必ずあるということなのですが、雰囲気がぜんぜん違う。

関帝廟は中華街の中心近くにあるためか、観光客が多い。でも商売っ気はなくて案内の方もつっけんどんな感じ。

媽祖廟は参拝している人は少なかったのですが、案内の方がグイグイきて商売っ気あり。でもいろんな話を聞くこともできました。

※関帝廟に御朱印はありません。

横浜関帝廟

所在地:横浜市中区山下町140番地
HP:http://www.yokohama-kanteibyo.com/index.php