沢庵和尚のお墓! たくあん漬けとか宮本武蔵で有名なお坊さん
どうも!こういつです。
移動には何を使っていますか?
電車?タクシー?自働車?
僕は自転車や自働車が多いかな。で、自転車で移動するといろいろ発見があるなって思ってたんです。道すがらいろいろと見る余裕があんですよ。
余裕がある→いろいろ見る→発見がある。というわけです。
葛飾北斎のお墓とか、春日局のお墓を見つけたのも自転車での移動中。
こんな発見をして、移動がゆっくりなのもいいなと思っていたのですが、今回さらに確信を深めることがありました。
それは居木神社から品川神社へと移動するときのこと。その日は午前中に五反田でヨガをやって、そのままお昼ごはんも食べずに大崎の居木神社へと移動。途中の道が工事中で回り道を余儀なくされましたが、大体15分ほど歩いて居木神社へと到着しました。
居木神社を参拝し、できれば品川神社にも行きたいなと思っていたんですがグーグル・マップで経路をみるとこんな感じ。
グーグル・マップの徒歩で26分。距離にして2.1キロ。
距離的には大したことはない、だがこの時点でヨガを90分、そのまま昼食を食べずに居木神社まで歩き参拝、境内を歩き回って1時間。
さらに30分ほど歩くか、ワンメーターくらいだしタクシーを使って一気にいくか。
実は前日まではタクシーで移動しようと考えていた。
しかし「ちょっと待てよ」と、もうひとりの僕が語りかける。
ヨガで体を動かし、ここまで徒歩で歩いた。いい感じで脂肪も燃え始めているに違いない。このまま歩いたほうがいい運動になるんじゃないか?2キロ程度なら車も歩きもそうそう時間変わらんだろう?
そして僕は決断をくだした。
よし、歩こう。
居木神社をあとにしてグーグル・マップを頼りに見知らぬ街を歩いていく。
大崎駅を通り過ぎ、居木橋公園を横切る。
「居木神社はもともとこの辺にあったのかな?」などと思いつつ、ナビに従って歩いていく。
「近代硝子工業発祥の地」という費を発見する。
日本の近代硝子工業発展の元になったのが興行社という会社らしい。
その会社が国に買収されて寛永品川硝子製造所になり、全国の硝子興行の発展に貢献した。
おお!今は普通にどこにでもあるガラス。でもこの場所がなければ今の日本のガラスはなかったのか!
と感動もつかの間、
明治18年、西村勝三らに払い下げられて民営となる。
明治25年、経営不振のため解散。
なんだか悲しい事実も一緒に知ってしまった。
ちょっと調べてみたら、西村勝三という人は明治維新のときに鉄砲や弾薬の販売で富を築いた人なんだって。
ガラスの原料になる珪石。
街を歩いていると意外といろんな歴史が隠れているんだなーとか思い、保を進めようとするといきなりこんな案内板が飛び込んできた。
沢庵和尚のお墓だ!!!
賀茂真淵も国学四大人の一人で本居宣長の師匠という偉人なのに、なぜかこのときは沢庵和尚しか目に入らなかった汗
もうこの時点で沢庵和尚のことで頭がいっぱいになる。沢庵和尚はどんな人だったかな?かすかな記憶を思い起こしながらお墓へと向かってみる。
沢庵和尚といえば・・・
- 沢庵宗彭という臨済宗のお坊さん
- 紫衣事件で流罪に。
※紫衣事件・・・江戸幕府が成立し当初、幕府の権力を強めるために家康は「禁中並公家諸法度」を制定。それまで天皇の詔で決まっていた大徳寺の住持職を幕府が決める、天皇が賜る紫衣の着用も幕府が認めたものに限るとした。
後水尾天皇が法度に従わず大徳寺のお坊さんに紫衣を賜る。
幕府激怒、大徳寺のお坊さんから紫衣を取り上げる。
沢庵和尚は幕府へ反対運動をするが、幕府への反抗とされ流罪になる。 - 赦免され、家光の近侍になる。
- 柳生十兵衛の父柳生宗矩とは旧知の仲
- 柳生十兵衛にも教授していた
- 剣禅一如(禅の心で武道を解く)
- たくあん漬けを考えた
- 宮本武蔵との関係は吉川英治の創作
ざっくりこんな感じかなと。
ちなみにたくあん漬けの話にはいくつか説があるようで、
徳川家光が沢庵和尚が創建した東海寺に訪問した際に初めてたくあん漬けを食べて気に入り、家光が「名前がないならたくあん漬けと呼ぶように」とした説。
沢庵和尚のお墓が漬物石に似ているから、という説などがある。
あれ?沢庵和尚のお墓って漬物石に似ているの?
案内にしたがって小道を進むと、またありました「品川百景」
最近、あっちこっちで見るような。
霊園の入り口に沢庵の墓の門柱。期待は高まります。
霊園をしばしウロウロ。そして発見沢庵和尚のお墓。
門は残念ながらしまっているみたい。
案内板で沢庵和尚のお墓だと言うことを確認。
そーっと覗かせてもらいます。
なんだか侘び寂びを感じるお墓。
漬物石に似ていると言われるお墓。
沢庵和尚の墓(東海寺大山幕地)
所在地:東京都品川区北品川4-11-8
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません