末廣神社 2つの稲荷が同居する神社
こういつです。
今回も日本橋七福神の一社、末廣神社に参拝してきました。
直前に参拝した松島神社から徒歩5分ほどの場所に末廣神社は鎮座していました。
日本橋七福神は日本一短時間で回れる七福神めぐりだそうですが、実際に回ると本当にぎゅっと集まっています。
御祭神は、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)と武甕槌命(たけみかづちのみこと)
もともとこの地に吉原があったときに、地主神・産土神として崇敬を集めていたそうです。
武甕槌命が七福神の毘沙門天ということですね。
なんだか無骨な手水舎。
なんだか自信に満ちた表情をしているような気がする
社殿で参拝。
1675(延宝3)年の社殿修復時に中啓という縁起の良い扇(末廣)が出てきたから、これは縁起良いということで末廣神社という名前になったそうです。
木の根元にしいさなお稲荷さん。
御朱印を書いてもらったときに、神職の方に聞いたのですが、このお稲荷さんはもともと吉原の芸子さん達が管理していたものだそうです。
ですが、吉原が移転し管理をするのが難しくなったので末廣神社に合祀してもら追うということになりました。
しかし、こちらのお稲荷さんは仏教系のお稲荷さんなので合祀をすることは難しく、境内にて管理をするということになったそうです。
今でも夜中とかにきれいなお姉さんがお参りにきていたりするそうですよ。
神仏習合の頃があったといっても、同じ社に仏教系と神道系の神様を祀るのはできなかったんですね。
ということは、本殿のお稲荷さんは市寸島比売命で祠のお稲荷さんは荼枳尼天ってことなのか。
同じ神社の中に違うお稲荷さんがいらっしゃるのはとてもめずらしいのかも。
こちらは火消しの「は組」の碑だそうです。
末廣神社の御朱印
日本橋七福神の毘沙門天の御朱印
とても小さな神社でしたが、歴史の足跡を感じさせる神社さんでした。
平日の人が少ないときは、神職の方も質問に快く答えてくださり嬉しかったな。
末廣神社
所在地:東京都中央区日本橋人形町2-25-2
駐車場:なし
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません