【屍人荘の殺人】 実は奇想天外なだけではない正統派推理小説と至高のヒロイン

2019年12月3日

どもども、おはこんばにちわー!まじょ子です(((o(*゚▽゚*)o)))

今回は、12月13日に公開の「屍人荘の殺人」の原作について語りたいのです(((o(*゚▽゚*)o))) 一応ネタバレがほんのりあるかもなので、ご注意を。

そわそわ気にしてる記事↓

この「屍人荘の殺人」、推理小説にビックリな設定を合わせたのがめっちゃ話題になってるのですけど推理小説としても非常に秀逸。

そして推理小説史上至高のヒロインの存在(当社比)比留子さんがホンマ素晴らしい

そこらへんをとくとくと語らせていただきます。

◇ミステリとしての素晴らしさと、エンタメとの両立

個人的な素晴らしいミステリの条件は「小説全体を通じての不可思議かつ異世界のような雰囲気」と思ってるんですよね。

まじょ子は綾辻行人氏の館シリーズが特に好きなのですけど、不可解かつ恐ろし気でありながら、その雰囲気にずっと浸っていたいというか・・・・

そういう良質なミステリと通じる雰囲気を纏っている「屍人荘の殺人」。読めば読むほど不可解で殺人がどんどん起こる恐ろしさに足がすくむ(いや読んでて座ってるから雰囲気ですけどあくまでw)。けど読み進めてたい~!

でもこういう本格ミステリの雰囲気と、エンタメって今まであまり一緒になってる作品にまじょ子巡り合ってなかったんですよね・・・

ですが、この「屍人荘の殺人」の作者の今村昌弘さんは、元々ラノベがお好きだったようで。その影響か、「楽しく読ませる」序盤の導入がホント素晴らしんですよね~~。めっちゃ読みやすく、それでいて推理好きの心をガッチリつかむ序盤の展開がホンマ・・・・・好きw

◇キャラがめっちゃ立ってる本格ミステリと、至高ヒロイン比留子さん

そしてラノベの影響がまたいい具合に作用してると思うポイントが、キャラの立ち具合。

今まで本格推理小説で、キャラが比較的立ってると感じたのって、京極夏彦シリーズ(本格推理というかは微妙かもですが(;´Д`))くらいなんですよね。

でも、この「屍人荘の殺人」シリーズは、更に群を抜いたキャラの立ち具合。「あー、こういう人いたわー」みたいに思わせる登場人物。むっかーとしたりもするんですけど、実はいいとこあったり、憎めない所あったり。

とにかくキャラクター描写が秀逸で、生き生きとしています。

何となく猫のふくちゃんw↓文字が続いたので・・・・

さて、そんな綺羅星のような輝きのキャラの中に、銀の月のように輝くヒロイン比留子さん。

ヒロイン比留子さんの魅力は、一言で言うなら「可愛さと悲劇性の両立」

なんじゃないかなーと、まじょ子は思っております。

勿論、比留子さんは絶世の美少女であるんですけど、とある理由で「親しい人をあんまり作らない」ように生きております。

そのせいで、絶世の美少女でありながら異性慣れしていない・純粋な女の子であるんですよね。だから、かなり不幸です。大金持ちの家のお嬢様で絶世の美少女で、名探偵キャラなのに・・・・

ですけど、そんな不幸な宿命なのにも関わらず、(そんなだからこそ?)強く生き抜こうとしている比留子さんの姿勢が美しくて凛としてるんですよね・・・・・・

もう比留子さんが好きすぎて難解読み直したかわかりませんw

そんな感じに、素晴らしいキャラと本格ミステリの楽しさとエンタメが見事に融合した【屍人荘の殺人】、是非読んでみてください!

ちなみに続編の【魔眼の匣】も超おススメ。ヒロイン比留子さんのヒロイン力がモリモリ増えております。


今回も見てくださってありがとうございました!皆様に良いことたくさんありますように☄