稲荷鬼王神社の御朱印は一味違う!歌舞伎町のパワースポットは「鬼の王」の名を持つ唯一の神社
こういつです!
今回は稲荷鬼王神社に参拝です。新宿山ノ手七福神の恵比寿神が祀られている神社です。
それにしても鬼王ってすごい名前だ。
鬼王の謎
稲荷鬼王神社の名前なのだけど、東京神社庁のページでも「厄を除き福を授ける鬼の王様の名を持つ全国で唯一つのお宮」と紹介されている。
でも、どうやら鬼を祀っているわけじゃない。
稲荷鬼王神社の御祭神は、宇賀能御魂命(うがのみたまのみこと)と鬼王権現(きおうごんげん)。
そして鬼王権現(きおうごんげん)は、月夜見命(つきよみのみこと) 大物生命(おおものぬしのみこと) 天手力男命(あめのたじからおのみこと)をまとめて呼んだもの。
なので、全然鬼じゃないんだけど、ちょっと謎なのは鬼王権現は熊野から勧請されたと御由緒にしるされているってこと。
でも、熊野十二所権現の中に鬼王権現はいないんですよね。いや、もしかしたら昔はいて今はいない、なのかもしれませんけどね。
そんなこんなで、全国でただ一つ「鬼王」の名前を冠する神社なのです。
「鬼王」は平将門の幼名「鬼王丸」から来ている説もあるみたい。
地図を頼りに歩いていると裏参道に着きました。
どういうわけか地図アプリは裏参道に案内する確率が高いような気がする。
境内を通り抜けさせてもらって表参道から入り直し。
稲荷鬼王神社の水鉢「力様(りきさま)」
一の鳥居のすぐ左に鬼が支える水鉢があります。
この水鉢には話があって、
昔々、加賀美さん邸内にこの水鉢があったのだけど、毎夜毎夜なにやら水浴びをしているような音がする。
不思議に思った某がある夜、鬼を刀で切りつけた。その後家人に病気や災難が頻繁に起こったので、天保四年に神社に寄進された。
というもの。
鬼の肩口に刀で切りつけた傷があるそうなんですが、それは確認できず。
狛犬
僕は始めてみるタイプの狛犬さん。
お祭りの準備かなにかで囲まれているのが残念だけど、小顔でにゅっとしてる。狛犬じゃなくて狼なんじゃないかって説があるみたいだけど、脚に羽が生えているので多分狛犬さん。
拝殿前の狛犬
狛犬らしい狛犬さん。なんかホッとする。
子狛犬のやんちゃっぽい感じが可愛らしい。
拝殿
手を合わせて目を閉じて参拝。厳かな雰囲気です。
地元の熱心な方、みたいな雰囲気の参拝客がいました。
天水琴
社殿の屋根からの雨水を瓶にため、少しずつ水琴窟に注いで音を奏でるしかけ。
突き出ている竹に耳を近づけると、かすかな響きが聞こえます。録音してみようと思いましたが、スマホでは録音することができ無いほどの小さな音でした。
恵比寿神社
新宿山ノ手七福神の恵比寿神が祀られている末社。
こちらにも水琴窟があります。
柄杓に水をすくい、石の上に少しずつ水をたすと、地中から突き出ている竹から美しいかすかな音が聞こえます。
かえる石
恵比寿神にお参りしてから、かえる石に水をかけ、かえる石をこすりながら心の中で言葉を三度唱える。
- 一日の無事、交通安全、旅行案内「無事かえる」
- 開運「良き運にかえる」
- 金運「金かえる」
- 縁結び「想い人の心が自分に振りかえる」「待ち人かえる」
- 健康「若がえる」
- あらゆる願いを「かなえる」
それからもう一度、恵比寿神にお参りします。
富士塚
「西久保の厄除け富士」として1930年に建造された富士塚。
もともとは一つだったのが、空襲などの影響で分割することになったそうです。
で、ネットでの解説をみてると左右二分割と書いているとこが多いんですが、実際にみてみると三分割なんですよね。
一合目、二合目の文字が確認できる。頂上の石には文字が確認できませんでしたが、おそらく三合目。
三合目までの富士塚と木を挟んで並んでいるこちらの頂上には四合目の文字。
こちらが五合目から頂上まで。
頂上の浅間神社にお参りします。
稲荷鬼王神社の御朱印
こちらの御朱印を頂くときに宮司さんにこう聞かれました「話を聞く時間はありますか?」と。
こちらの御朱印、御朱印とはいわず「おしるし」と言うそうです。
- 今御朱印と言われるものは昭和20年頃から始まった。
- 稲荷鬼王神社はもっと昔からやっている。
- おしるしは神様とのご縁をあらわすもの
- 初めての人にわたすものではない
- ご祈祷をしたり、何度も参拝して神様と縁ができた人に渡すもの
などなど、その他にもおしるし「御朱印」について、いろいろと話しをしてもらいました。
御朱印を頂く気持ちを再確認。
気持ちが引き締まりました。
新宿山之手七福神の御朱印
色紙に恵比寿神の御朱印をいただきました。
稲荷鬼王神社
所在地:東京都新宿区歌舞伎町2-17-5
最寄り駅:
地下鉄大江戸線・副都心線「東新宿駅」
西武新宿線「新宿駅」北口
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